2024-06-22 07:00 am by 須坂新聞
県教育委員会は13日、県立高校第2期再編で、須坂東と須坂創成を再編統合して2029年度の開校を目指す須坂新校の統合方法について、一気に統合が完成する「一斉統合」で進めていく方針を示した。市生涯学習センターで開いた第16回再編実施計画懇話会で説明し、了承された。
統合方法については、県教委が昨年10月の第13回懇話会で、年度を追って統合を進める「年次統合」と一斉統合の二つの方法を提示。構成員からは、生徒への影響が少ないと考えられる一斉統合が望ましいとする声が多数を占めていた。
県教委はこの日の懇話会で、一斉統合の課題にある募集学級数(須坂新校は4学科合わせて7学級程度を想定)について、中学生の進路への影響が懸念される27、28年度の募集定員は「引き続き慎重に検討していきたい」と説明した。
また一斉統合の場合、27、28年度に須坂東と須坂創成に入学する生徒は、開校に併せて転校の形をとることから「入学の段階から新校の理念に沿った学び、カリキュラムを採り入れていくことで課題は解決できるのではないかと考えている」との見解を述べた。
須坂創成の校地を活用する須坂新校の施設整備では、基本計画策定に向けた検討状況を説明。校舎内の配置や、仮設校舎を建てて改修する工事のスケジュールなどを示した。
校名選考については、第2期再編で先行して進んでいる小諸新校の事例を紹介した。須坂新校も公募で校名を選考した小諸新校を参考にしながら進めていく予定とした。
このほか、須坂新校に設置する新たな普通科「みらいデザイン科(仮称)」を考えるため、須坂東高教員から岩手県大槌高を視察した報告もあった。
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