ルートイン須坂起工式〜来年12月末に完成予定

2023-09-30 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　須坂市の上信越道須坂長野東インターチェンジ周辺地区開発で、ホテルチェーンのルートインジャパン（東京都）が観光集客施設用地に建設する「ホテルルートイン須坂（仮称）」の起工式が25日、現地で行われた。来年12月末に完成する予定。客室規模は194室で、多様なニーズに対応したホテルづくりを目指す。同社や地域の関係者は、広域観光の拠点に―と期待している。
　ホテルは、イオンモール（千葉県千葉市）が2025年秋に開業予定の「（仮称）イオンモール須坂」に近接。敷地面積6,611.71平方メートルで、建物は鉄骨造8階建て、延べ床面積5,476.43平方メートル。客室の内訳はシングル49室、セミダブル66室、ダブル13室、ツイン62室、バリアフリールーム2室、スイートルーム2室。駐車台数は156台。
　起工式後、報道陣の取材に小名木（おなぎ）義孝専務は、ビジネス客や観光客をはじめ「さまざまなニーズに応えられるホテルを計画している」と説明。開業時期は「年内にするか、年明けにするか工事の具合を見ながら判断していきたい」とした。
　立地については「インターから近く、非常にアクセスが良い。ここを拠点にいろいろな所に回ってもらえる」とし、ビジネス客も「かなり広範囲から集客できるのではないか」と期待した。
　「地元からの期待の大きさをひしひしと感じている。気を引き締め、覚悟を持って良いホテルをつくっていく」と強調。「須坂にはたくさんの観光資源があるが、まだまだ知られていない」とし、全国各地にあるホテルなどで「須坂の良さを発信し、少しでも地域貢献ができたらと考えている」と語った。
　三木正夫市長も「須坂には観光資源がたくさんあるが、なかなか知られていない」とし、同社のネットワークを生かした発信力に期待。ホテルルートイン須坂（仮称）には「広域観光を考えた場合、基点としての意味がある。北信全体として地域のプラスになればいい」と述べた。