【須坂市議会答弁】旧第2通学区の県立高校改革協議会で議論

2020-03-07 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 市議会3月定例会は2月25〜28日、代表質問(1会派)と一般質問(14人)をした。県立高校第2期再編について4人がただした。
 県教委「高校改革〜夢に挑戦する学び〜実施方針」は、都市部存立普通校について、在籍生徒数520人以下の状態が2年連続した場合に再編対象となるとしている。旧第2通学区(須高、中高)内の普通高校4校は全て都市部存立普通校。3学年で13クラス(5、4、4クラス)の状態が続くと該当する。
 2020年度募集定員は、中野立志館(総合学科)200人(5)、中野西(普通科)200人(5)、須坂東(同)160人(4)、須坂(同)240人(6)。19年度、18年度は4校ともに200人以上。
 須坂東の募集定員が160人(4クラス)となったことから、20年度は在籍生徒数が560人ほどになる見込み。21年度以降に募集定員が増えないとやがて再編対象となる(市の答弁)。
 だが、旧第2通学区の中学校卒業生数は22年度以降、いったんは19年レベルに回復する見込みなので募集定員がどうなるかは分からないとする。
 旧第2通学区で進行中の「高校の将来像を考える協議会」は昨年6月、11月、今年1月に全体会議を開いた。「地域としてどういった学びの場が必要なのかが議論の中心」(小林雅彦須坂市教育長)で、10年後、15年後、生徒数が相当数減った場合の状況も踏まえて学びの場を議論している、とする。
 これまでの議論は、総合学科高校、総合技術高校、普通高校がそろっているので、この機能は残すべき▽地域のリーダーを育てる進学校、地域の産業界に寄与する専門高校、不登校や発達障害の児童生徒の次の学びとなる定時制、多部制・単位制、通信制高校が必要▽文化的教養など人間の幅を広げる教育の重要性を訴える意見―などが出ているとした。
 小林教育長は「協議会として県教委に提出する意見・提言をまとめるに当たり、個別の高校名を挙げて残す、統合するといった形にはならないのではないか」と答弁した。
 石合敬議員は「高校が1校なくなるということは生徒の選択肢が狭まることだ。それだけ生徒に負担をかけることになる。須坂市は特別支援学校を作った実績がある。(不登校など)受け入れが困難な生徒を受け入れたり、その生徒の可能性を伸ばす高校をこの機会に、全国に注目される新しい形を生むチャンスにしてほしい」と要望した。
 竹内勉議員は、三木市長の私見としての発言とされる「財源的なことを考えると、高校数を減らすなどの再編を行うべきだ」(1月の全体会議後)の真意をただした。
 三木市長は「地域と連携した教育など時代に合わせた高校づくりには一定の設備や人材が必要だが、財源は限られているので対応が必要だと申し上げた。須坂市内の普通高校2校を現状維持とした場合に新たな学びにふさわしい環境整備ができるかどうかは県財政を考えると大変難しいと思っている」。
 さらに、竹内議員の質問「須坂市の普通高校2校とも現状維持」という要望も含めて地域の願い・意見が協議会の提言に反映されるのか―に、三木市長は「地域協議会は地域から意見・要望を県に上げてほしいとの県の要請に基づいて立ち上げたが、課題に対してどういう考え方で要望していくか、ある程度の裏付けが必要だと思っている」とした。
 竹内議員はさまざまな意見を聞いているとした上で「私は2校存続の方向で、地域の声をよく聞き、生徒の希望に沿う高校改革を進めた方がいいと思っている」とした。
 荒井敏議員は(このままでは将来再編対象校となる心配がある)須坂東高校を存続させるために、多部制・単位制高校や国際バカロレア(複雑な世界を理解する国際的教育プログラム)を研究するモデル校に応募、1クラスの小学科など特色ある教育を提供する学校としていろいろな手立てを考えていくべきではないか、と質問。
 三木市長は「流入の多い長野市内から通学する仕組みづくりを考えながら魅力ある高校にしていく絶好のチャンスだと思っている。少人数教育と将来生徒が減っていくことは別次元の話。モデル校になるにも特色を出していく必要がある。ご理解を」とした。
 牧重信議員の「マイナンバーカードの取得率」の質問に市は、1月末現在の交付率約9%。申請中を加えると約11%。市職員は2月21日現在約35%。
 霜田剛議員の「旧富士通、現アールエフ須坂工場」敷地内外の地下水定期観測結果の質問には、昨年9月にアールエフ須坂工場が測定を再開し、今年1月まで5カ月分の結果が県と市に報告され、市ホームページに公表しているとした。観測は2018年4月から19年8月まで17カ月間未実施となっていた。
 PCB(ポリ塩化ビフェニール)は敷地内7カ所のうち1カ所から検出された。値は0.0007mmg毎リットル〜0.0014mmg毎リットル(観測井戸は2011年12月の最初に検出された工場内東側)。残り6カ所は不検出(0.0005未満)。敷地外(須坂東高、須坂小)も不検出。

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