2019-12-14 07:00 am by 須坂新聞
須坂創成高校創造工学科(生徒109人)は3日、学校、企業、行政が連携して生徒の実践的学習の充実を図る「デュアルシステム」の本年度報告会を同校で開いた。企業で研修を積んだ2、3年生のうち、代表の4人が発表。同科卒業生(1期生)の講話もあり、学科の全生徒が参加する同校のデュアルシステムの意義を改めて確認した。生徒や協力企業関係者ら約180人が参加した。
3年生(34人)は、10日間の企業実習(1社)に励んだ。精密金型製作、プレス部品加工などのシミズテクノを訪れた鈴木正之さんは「金型の構造、製造過程を詳しく学べた。興味があったワイヤ放電加工機の使い方も知れた」と述べた。
小日向正輝さんは、工業用ゴム製造などの興和ゴム工業で実習し、自主配合したゴムでスーパーボール作りに挑戦。「配合を考えるのは難しかったが、やりがいがあり面白いと感じた」と語った。
2年生(36人)は、3日間か5日間の就業体験(2社)を実施。坂田康太さんは「社会人としての心構えを学べた」、福崎果南さんは「実際の職場の雰囲気を感じることができた」と報告した。
卒業生講話で鈴木の上條颯太さんは、デュアルシステムで「やりたいことが見つけられたことが一番大きい」と強調。アスザックの田中勇誠さんは、働く上で▽礼儀▽3S(整理、整頓、清掃)の徹底▽コミュニケーション能力▽知識▽学ぼうとする姿勢―が大切だとした。
デュアルシステムの協力企業は市内外の54社。このうち本年度は43社が受け入れた。
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