グーライトとKDDI、9月15日に5G実証実験〜スラックラインの4K映像送る

2019-08-31 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon グーライト(須坂市北横町)は21日、KDDI(東京都)と連携し、超高速・大容量の第5世代(5G)移動通信システムの実証実験を行うと発表した。9月15日に小布施町で開かれるスラックラインのワールドカップ(W杯)で、エンターテインメント性のある競技映像を会場の大型モニターに伝送したりする。
 5Gは「超高速・大容量」「超低遅延」「多数同時接続」といった特長を持つ次世代の移動通信システム。実証実験は、総務省が2017年度から実施している「5G総合実証実験」の一環。W杯会場の小布施総合公園(大島)に、KDDIが仮設の基地局を開設して取り組む。
 グーライトによると、実証実験は大容量、低遅延の特長を生かした内容。幅5cmのラインの上で繰り広げられるアクロバティックな演技を撮影した高精細の4K映像に、選手がラインを使って跳びはねる高さや技のレベルなどの表示を合成し、会場内に設置する大型モニターに伝送する。コンピューターゲーム映像のような感覚で楽しめる。
 また、視覚だけでなく、ラインにセンサーを取り付けて、演技中に生じるラインのたわみを数値化し、振動として観客席に伝える実験も行う。一般観覧エリアの一部に4、5人掛けの長いすを設け、時間を区切って多くの人に体感してもらう。
 グーライトによると、KDDIとの連携は、昨年グーライトが総務省の「5G利活用アイデアコンテスト」に、スラックラインを活用したアイデアを応募(信越で2位)したことがきっかけ。
 メディア推進本部の山岸慎治さんは「選手と観客が、より一体感を持ったスポーツ観戦を提案したい」と話している。
 実証実験には、KDDIとグーライトほか、アソビズム(本社・東京都)、一般社団法人「スラックライン推進機構」、小布施町も連携する。

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