【熱中症】運動会 短縮開催で無事に〜須高地区でも発生「気をつけて」

2019-06-01 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 5月としては記録的な暑さに見舞われ、小学校では運動会もあるなど熱中症が懸念された先週末、須高地区では5月27日に今年最初の患者が須坂市で発生した。
 須坂市消防本部に設置している気象観測装置では30度以上の真夏日を25日に32.6度、26日に31.9度、27日に34.1度と3日連続で記録、27日は猛暑日寸前だった。熱中症患者は40代女性で農作業中に具合が悪くなり、救急搬送された。症状は軽症という。
 同本部警防課では熱中症搬送の統計を2010年度から取り始めており=別表、今年度で10年目になるが、最初の搬送は今年が直近5年間では最も遅かった。
 搬送件数では昨年が過去9年間で最多の54件に上り、期間では10月まで発生しているケースもあるため、同課では「熱中症は須高地区でも4月から10月まで発生し、暑い季節だけとは限らない。屋内でも油断できない。十分な休息と睡眠、こまめな水分と塩分の補給などに心掛けて」と呼び掛けている。
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 須高地区の小学校では5月25日に森上・日滝・栗ガ丘小で運動会が行われた。森上・日滝小は今年から「半日開催」となり、栗ガ丘小も予定を早めて午後2時半には終了。いずれも万全な対策により熱中症は発生しなかった。
 このうち、森上小では半日開催に向けて▽玉入れ・綱引き・騎馬戦・大玉送りは1回戦のみにする▽競技と競技の間をできるだけあけない▽閉会式は放送で行う▽片付けは職員とPTAで行う(昨年までは児童も参加していた)▽昼食は運動会後に教室で食べる―などを行った結果、運動会は正午に終了。昨年より1時間40分短縮、炎天下を避けることができた。
 同校は「開始時刻や種目の数は変えずに対策を講じた。心配は尽きなかったが、子どもたちは暑さに負けずにがんばっていた。倒れる子どもやご家族がいなくてほっとした」と話している。
 きょう6月1日は小山小と日野小で運動会が行われる。

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