【県議選7日投票】3氏による激戦スタート〜合区以来6回目の須高代表選び

2019-03-30 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 任期満了に伴う県議選が29日告示され、須坂市・上高井郡区(定数2)は3氏が立候補した(午前9時現在)。五十音順に、無所属新人の小林君男氏(62、須坂市坂田町、元会社員)、無所属新人の関野芳秀氏(65、須坂市上八町、前須坂市議)、自民党現職の堀内孝人氏(70、須坂市中島町、1期)。須高の選挙区の選挙戦は平成11年の合区以来6回目。投票日は4月7日。6日まで現職と新人2人による三つどもえの激しい選挙戦が予想される。
 小林氏の後援会は24日、地元坂田町公会堂で小林氏を「県政に送る集い」を開いた。約70人が出席した。出席者から「実践を生かし政治を変えて」「民意を県政に届けるチャンス」「決断力、男気のある人に活躍の場を」―と期待する声が寄せられた。小林氏は「中央言いなりでなく住民の福祉を第一に考える県政のために頑張りたい」と決意を語った。
 関野氏は市会議長を務めていた昨夏、任期満了による退任を決めた村石県議の後援会から推薦を受け今県議選出馬の意向を固めた。
 関野氏の後援会は17日、光臨閣で総決起大会を開いた。約200人が出席した。関野氏は「社会インフラ老朽化対策や防災安全対策などが急務。将来に夢と希望のもてるまちづくりのために全力で戦う」と決意表明した。
 堀内氏の後援会は23日、地元中島町公会堂で堀内氏を励ます支部総決起集会を開いた。約50人が出席した。後援会幹部は「県議は4年の実績と存在感がある。1期目は一般質問を多くして勉強した」。
 堀内氏は「安心して暮らせるよう努力してきたが、さらに分かりやすく丁寧に発信したい。地域の代表として県・国と豊かな地域をつくりたい」と述べた。
 須高地域の人口は平成31年1月1日現在、68,962人(須坂市50,849人、小布施町11,004人、高山村7,109人)で7万人を下回っている。4年前の27年からは1,741人(2.5ポイント)減(平成24年8月から各市町村人口に外国人を含む)。
 須坂市はピークの平成10年9月の54,930人から4,081人、小布施町は同10年8月の11,923人から919人、高山村は同14年3月の8,141人から1,032人、それぞれ減っている。
 任期が始まる県議は人口減少を食い止める施策を進める須高三市町村の首長・議員、住民らと協議し、活力創出や国・県と連携する方策などを主導する役割が期待される。

2019-03-30 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。