2019-03-30 07:00 am by 須坂新聞
須坂市豊丘財産区は今年、地元の豊かな自然を伝え残すために、初めて「親子森林塾」を企画。その一環として、キノコのコマ打ち体験会をこのほど豊丘交流センターで開き、地元の5家族16人が挑戦した。
体験会は同財産区が用意した原木150本で行った。参加者は財産区の議員に教わりながら、原木に穴を開け、キノコの菌を詰めたコマを打ち込んだ。キノコはナメコ、クリタケ、ヒラタケの3種類で、来年秋に生えるという。
参加した豊丘町の田中哲(さとし)さん、久子さん夫妻は「3人の子どもはとても喜んでいた。いい経験ができた」。父親と参加した豊丘町の中澤涼生(りょう)さん(豊丘小5年)は「祖父母がキノコを作っていて手伝ったことがある。とても楽しかった」と笑顔で答えた。
同財産区では数年前から県道五味池高原線での通行を妨げる立木を伐採している。今回は、その立木を有効利用した。同財産区議長の市川公夫さんは「切り出した樹木のコナラ、クヌギはキノコ栽培に適している。体験を楽しみながら地元の貴重な財産に触れていただいた」と手応えを感じたようだ。
同塾では今後もキノコのコマ打ちのほか、山野草木学習会などを計画、対象も須坂市内の親子に広げるという。
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