2019-03-02 07:00 am by 須坂新聞
社会福祉法人睦会(中沢允=まこと=理事長)は2月21日、総合福祉施設須坂やすらぎの園(本郷町)に完成した「やすらぎ病児保育園」の竣工(しゅんこう)式をした。市内初の病児保育施設。病後児保育(市内2カ所目)も提供する。運営開始は3月。
須坂市の委託を受けて、児童福祉法6条の3第13項に基づく病児対応型病児保育事業を提供する。集団保育が困難な病気の回復期や当面病状の変化が見込まれない生後6カ月から小6までが対象。定員6人。営業は月〜金曜の午前8時半〜午後5時半。事前の希望により延長も可。
敷地約800平方メートル。木造2階建て。カラー鉄板ぶき。延べ床面積約150平方メートル。
室内は保育室、静養室4室、調理室、調乳室、多目的トイレ、トイレ、シャワー室、事務室、倉庫、冷暖房。
竣工式は関係者70人が出席した。
中沢理事長は「核家族化が進む中で子供が病にかかった時に預ける場所がほしいという家族の声が大きくなってきている。保育園、クリニック、学童保育の機能を持つ総合福祉施設が市の委託を受けてさらに社会貢献できると判断した。だが暗中模索。ご支援をたまわりたい」と述べた。
設計監理の中嶋建築設計事務所、施工のイブキ商会に感謝状が贈られた。
中嶋袈裟二社長は、法人から明るい気持ちが持て、子供が元気になる建物との依頼を受けて設計したことを紹介した。「働く父母が病児の子を安心して預けられる施設として活用されることを願っている」と述べた。
坂田聖子園長(やすらぎ保育園園長)は「乳幼児や児童を抱えながら就労する保護者が安心して働けるよう保育と療養を側面から支援したい。病児の回復を心を込めて育みたい」とあいさつした。
2019-03-02 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy