2019-01-26 07:00 am by 須坂新聞
県は、第2週(1月7〜13日)にインフルエンザ定点当たりの報告数が警報基準の30人を超え43.87人となったことから、16日にインフルエンザ警報を発令した。第2週の患者届出数急増に伴う警報発令は、平成11年以降最も早い。須高地域でも9日に50人だった学校等欠席者は、第4週の23日現在で約4倍に増え、学年・学級閉鎖も出るなど猛威を振るっている。
須高3市町村で構成する地域医療福祉ネットワーク推進室によると、23日現在の学年閉鎖数は仁礼小1、森上小1、常盤中1。学級閉鎖は豊丘小1、須坂小2、東中1、墨坂中1、栗ガ丘小1、小布施中1、高山中1。感染者数は須坂市148人、小布施町45人、高山村13人。ただし、学級閉鎖などによる欠席者の人数は含まれないため、実際はさらに多いと推測される。第2週には北信地区の小学生がインフルエンザ脳症とみられる症状で死亡している。
本紙に医療記事「ドクターイケノのイケテル談話室」を寄稿している池野一秀医師(長野松代総合病院・若穂病院小児科部長)は「インフルエンザ脳症は発熱後2〜3時間で意識障害になった症例もある。いったんインフルエンザを発症したら脳症の予防は困難。インフルエンザにかからなければ脳症にはならない。一番の予防は、これからでも間に合うので、ワクチン接種を受け、感染予防対策をしっかりすること」と話す。
最新の「須高地域感染症発生情報」は、須高3市町村、須高医師会のホームページからアクセスし、確認できる。
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