2018-11-03 07:00 am by 須坂新聞
須坂市動物園は10月28日、9月に仲間入りしたメスのトナカイの命名式を開いた。公募の中から「ベル」を愛称に選び、命名者に感謝状と記念品を贈った。同園では、今後のトナカイの赤ちゃん誕生やイベントでの活躍を期待している。
ベル(4歳)は、同園が飼育しているオスの「ダリア」(7歳)のお嫁さんとして、9月21日に北海道幌延町の恩田農場からやって来た。
愛称は翌22日から10月8日まで、園内に設置した応募箱やインターネット、はがきで募集。全国から336件の応募があり、飼育員の審査で選んだ。
命名式には名付け親5人のうち、中野市の湯本仁平君(小学2年)、長野市の大和ももさん(小学3年)、長野市の千葉詩穂さんの3人が出席。
それぞれ「ジングルベルのベルから名前を付けた」(湯本君)「クリスマスと言えばベル。ベルはかわいいイメージがあるから」(大和さん)「幸せの鐘のようにそこに集まる人たちとトナカイが幸せになるよう願いを込めた」(千葉さん)と理由を説明した。
来園したときに応募したという湯本君は取材に「トナカイは角がかっこいい。『ベル』が選ばれてうれしい」と笑顔を見せた。
飼育員の小林哲也さんによると、ベルとダリアの相性は良好。獣舎内に設けていた仕切りを10月22日に外し、これまでに何度も繁殖行動が見られているという。
小林さんは「まだ確定ではないが来年6月ごろに赤ちゃんが生まれてくれたらと思っている」と期待。また、クリスマスをはじめ「皆さんと楽しんだり、癒やされたりするイベントを考えていきたい」と話していた。
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