2018-09-22 07:00 am by 須坂新聞
須坂市動物園の入園者数が16日、1962(昭和37)年10月1日の開園から55周年で600万人に到達した。同園正面入り口でセレモニーを開き、節目の来園者らと共にくす玉を割って祝った。
記念すべき600万人目は、須坂市旭ケ丘町の中野弘和さん(34)宏美さん(40)夫婦と長女の紗菜ちゃん(1)。記念品の贈呈や動物たちとの記念撮影もあり、弘和さんは「まさか自分たちがなるとは思っていなかった。盛大に祝っていただいてびっくり」と驚いていた。
夫婦とも同園には子どもの頃に来た思い出があり、「手作りの看板などがいっぱいあって温かい感じがする。(娘には)きょうの写真をアルバムに残して大きくなったら教えてあげたいですね」と宏美さん。弘和さんは「この子が大人になっても来られるように支えていただければ」と話していた。
同園の入園者数は、1981年度に年間147,359人だったが、2003年度には63,562人にまで落ち込んだ。一時は廃園が検討された時期もあったが、アカカンガルーの「ハッチ」効果で挽回。06年度には過去最高の237,663人が訪れ、09年度まで4年連続で20万人以上を記録した。
近年は年間15万人前後で推移。現在51種265の動物を飼育しながら、触れ合いにより、癒やされ、親しまれ、学び合う動物園づくりを進めている。
中澤正直副市長は「動物園は市民の宝。これからも市民の皆さまに愛され、親しまれる動物園を目指していきたい」と述べた。
600万人目の前後を含む3組には、記念品として飼育員手作りの年間パスポートやフレンZOOすざか特製のお守り、ブドウなどを贈った。来年5月の新天皇即位に伴い、皇太子妃雅子さまが新皇后に即位されることから、同園が計画している記念植樹(桜「プリンセス雅」)にも招待する。
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