須坂ニュース

2018-07-28 07:00 am by 須坂新聞

　須坂市選挙管理委員会は8月4日まで、県知事選挙（8月5日投開票）の市役所の期日前投票所に、「こども投票会場」を設けて、子どもが投票体験できるようにしている。公職選挙法改正で2016年6月から、18歳未満の子どもを連れて投票所に入れるようになったことから、子育て世代の有権者にPRして投票を促すと共に、子どもたちに選挙を身近に感じてもらう狙い。
　会場のモニターに、「夏休みに行きたいのはドッチ？」の問いと「うみ」「やま」の2つの選択肢を表示。本物の投票用紙に似せた用紙と、実際の投票に用いる投票箱を用意して、子どもたちが自分で用紙に書いて投票できるようにした。対象は小学生以下で、投票結果は市のホームページで発表する。
　市選管によると、公選法改正後、初めての参院選の時に、親が投票する様子を見て、自らも投票したいという子どもが大勢いたことから開設したという。「これをきっかけに、少しでも子どものころから選挙に興味を持ってもらえるようになれば」と話している。
　一方、市政策推進課では、期日前投票を含めた知事選の日時、子連れで投票所に入れることなどを書いたチラシを制作し、市内の小中学校や保育園などに依頼して子どもを通して保護者に配布した。
　なお、知事選の市の投票率は前回2014年は39.31％で、下落傾向に歯止めがかかっていない。

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