【学校対抗県囲碁大会】須坂小念願の初優勝、全国へ

2018-07-14 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 学校対抗で争う第15回文部科学大臣杯小・中学校囲碁団体戦県代表選抜大会が1日、大町市で開かれ、小学校の部で須坂小チームが初優勝を飾り、7月29・30日に東京都内で開かれる全国大会への出場を決めた。
 小学校の部には10チーム(1チーム3人編成)が参加。須坂小チームは6年の小林太一君、4年の小林義人君兄弟(立町)と6年の田川聖也君(春木町)でチームを組んだ。
 大会はトーナメントで行われ、3人が同時に対局、2勝したチームが勝ち上がる。須坂小は3年間同じメンバーで出場、一昨年は初戦突破、昨年はベスト4まで進んだ。今年は決勝(対伊那小)を含めた3試合で3人とも活躍し、念願の全国大会の切符を手にした。
 また、須高地区からは小山小と栗ガ丘小も出場、それぞれ5位、6位となった。
 須坂小の主将を務めた小林太一君は「自分の碁を打つことができた。全国へ行くことができてうれしい。全国でもがんばりたい」、小林義人君は「昨年は準決勝で逆転負けして悔しかった。今年は楽しくできた。全国では少しでも多く勝ちたい」、田川聖也君は「優勝できて良かった。小学生最後の年に目標だった全国大会に行けてうれしい。全国では全力を出したい」と意欲に燃えている。
 全国大会は4チームでリーグ戦を行い、1位突破のチームが決勝トーナメントを争う。
 なお、小林太一君は6月24日に大町市で開かれた第39回少年少女囲碁全国大会県代表選抜大会の小学生の部Aクラス(4級以上〜有段者)で準優勝し、7月31日・8月1日に東京都内で開く全国大会に出場する。
 3人は、須坂市を拠点に活動する北信子ども囲碁教室で学ぶ。小林太一君は「2年生の時に面白そうだと思って始めた。囲碁は人によって打ち方が違うので面白い。負けた時は悔しくて、たくさん打ったり、本を読んだりした。負けた相手に勝った時はうれしい」と話し、太一君に触発されて、義人君、田川君も始めたという。
 同教室代表を務める常長虎徹さん(北旭ケ丘町)は「過去に個人戦で全国大会に出場したメンバーはいたが、3人を揃えなければならない団体戦は極めて難しい。17年前に発足した教室としても団体では初の快挙で、一つの目標が達成できてうれしい。全国大会は勝ち負けよりも、長野県を代表して悔いのない対局を心掛けて、今後に生かしてほしい」と期待をこめた。

2018-07-14 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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