2018-05-26 07:00 am by 須坂新聞
須坂市馬場町の川口勝利さん(77、須坂駅前シルキー地下で居酒屋ゑびす経営)は、16日に63歳で死去した歌手西城秀樹さんの40年来の大ファン、「いつも元気をもらっていました。私にとって永遠のヒーロー。残念でならない」と、早過ぎる死を悼んでいる。
川口さんの長女が中学生だったころ西城さんの大ファンで、県内で開催のコンサートに送迎していたことがきっかけ。川口さんもすぐにファンになり、家族で多くのコンサートに出掛け、差し入れもするようになった。
ある年にはマネージャーから「スタッフの手が足りないから手伝って」といきなり頼まれ、「西城さんを間近で見られて応援できる。こんなにうれしいことはない」と、大喜びで手伝ったこともある。
ファンクラブにも長年入会。集いにも多く参加し、共通の趣味であるミニカーの話で盛り上がったという。
西城さんがリリースしたレコードやCD、ポスターなど数多くを所有しており、店にも色紙やカレンダーなどが飾られている。
西城さんの持ち歌の大半は歌え、カラオケでは「傷だらけのローラ」「ブルースカイブルー」「ギャランドゥ」などをよく歌うという。
川口さんが鑑賞した最後のコンサートは5年前、長野市のエムウェーブで開かれた昭和のヒット歌手が集う同窓会コンサート。この時も「体を大切にしてください。信州の温泉に来て」と声を掛けると、笑顔で「ありがとう」と答えたという。
川口さんは「西城さんは大スターとは思えない、とても気さくで謙虚な人。大病に負けず、懸命にリハビリに励み、ステージに立つ姿に感動し、本当に勇気づけられた。これからも歌い続けることが供養になると思う。心からご冥福をお祈りします」と話している。
2018-05-26 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy