移動販売トレーラーを導入〜信州須坂フルーツエール

2018-05-26 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市や須坂商工会議所などで組織する信州須坂フルーツエール推進協議会は18日、須坂駅前のシルキーホールで会合を開き、本年度の事業計画を決めた。委託製造している須坂産リンゴ(ふじ)を使った発泡酒「信州須坂フルーツエール」の売れ行きが好調なことから、生産量を増やしたり、カシスなどを使った新商品の開発に取り組むなどする。このほど、移動販売用トレーラーも導入した。
 今年2月に瓶詰め機を導入し、4月から市内外の酒販店やコンビニエンスストアなどで瓶詰め商品の販売を開始した。その影響などで販売量が増えたことから、これまで週1回だった仕込みを週2回に増やす。5月17日現在、飲食店などでの提供と小売店での販売を合わせて、市内外の約70店舗・事業所でフルーツエールを取り扱っている。
 受託製造しているクルークダイニング(安曇野市)によると、昨年度のフルーツエールの販売量は2,909リットル、売上高は約290万だった。
 本年度は須坂産のカシス、ブドウ、モモやふじ以外のリンゴを使ったフルーツエール、飲食店の要望に応じたオリジナル商品の開発に取り組む。ほかに、イベントなどでの販売・PRや、販路拡大なども。
 事業費は昨年度に続いて、国の地方創生推進交付金1,690万円を活用する。
 移動販売用トレーラーは、ビールサーバーなどを備えるほか、調理設備なども設置できる。屋外イベントでの対面販売などの際に使う。設備を除いた車両の購入費は200万円。
 クルークダイニングの平林孝之専務は「女性や若者からのフルーツエールに対する関心が高く、手応えを感じた。製造が追い付かないほど」と話した。今後、コンビニの取り扱い店舗数がさらに増える見通しという。
 同協議会長の中沢正直副市長は「消費者にだいぶ好評をいただいているので、取り組みをさらに進めて、市内の経済や地域活性化、農業振興につなげたい」と話した。

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