2018-05-12 07:00 am by 須坂新聞
須坂市観光協会と市内の商店会などが「緑の一鉢運動」を始めた。小売店や事業所などの協力を得て商店街や街角を樹木で飾り、「人が歩き、集う街づくり」、中心市街地活性化のきっかけにしたい考え。7日に関係者が、鉢植えのイロハモミジ55鉢を各所に設置した。
市観光協会と市商店会連合会、須坂駅前本通り商店会、銀座通り振興会、蔵の町中央通り商店会が、商店街のにぎわい創出、魅力向上について話し合い、その中で、緑の一鉢運動として「自ら行動」することに。
7日は、緑の一鉢運動に賛同した商店や事業所、公共施設がそれぞれ、高さ約1.5〜約4mのイロハモミジを軒先などに置いた。葉が春から夏にかけては緑色、秋は紅葉して楽しめると共に、手入れが比較的簡単なことからイロハモミジに統一したという。
銀座通りの鈴木養蜂場の鈴木健太郎社長は「樹木が少ないので、潤いある空間になってとてもいい。紅葉が楽しみ」。市商店会連合会の岩井隆己会長は「多くの方に協力いただき、みんなが商店街や街を何とかしようという思いを持っていることを感じた。まずはこの運動をさらに広げたい」と話している。
市観光協会は「暮らし観光」をコンセプトにしており、「地元の人が街に集まり、歩くようになれば、周りからも人が来るようになる。緑化をそのきっかけの1つにしたい」とし、金井辰巳会長は「樹木があると街が映える。人が街を散歩するようになれば、その結果、商業や観光にもつながる」と話した。
緑の一鉢運動は随時行っており、観光協会や商店会では賛同者を募っている。
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