新入社員研修会に110人〜気配りと思いやりが大切

2018-04-14 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 須坂商工会議所と須坂工業振興会はこのほど、同会議所で新入社員研修会を開き、市内企業26社から110人が参加した。2日間にわたって、講師のキャリアトラスティング代表の霜鳥光さん(千曲市)から、社会人として必要なビジネスマナーや仕事の進め方などを演習や実技などを通して学んだ。
 「ビジネスは相手への気配り、思いやりが基本。電話応対も同じで、かける場合は事前に内容を5W3Hで整理しておくといいでしょう。5W3Hはいつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように・どのくらい・いくら―でのことで、文章を書いたり、プレゼンをするときにも役立つ基本」。
 さらに「かける時間帯は始業・終業時間の前後、昼食時はなるべく避け、?今、お電話よろしいですか?と相手が話せる状態かを確認しましょう。数字・期日などはゆっくり大きな声で伝えましょう」と説明。
 「受ける側は3コール以内が原則で、3コール以上は?お待たせいたしました?と出ましょう。すぐにメモをとり、復唱して確認して不明な点は聞き直します。取次で一番大事なことは待たせないことで、聞いた内容を正確に名指し人に伝えましょう。顔が見えない分、少しトーンを上げて明るく丁寧にを心掛けましょう。名指し人が不在の場合は▽こちらからかけ直す▽伝言をお願いする▽電話をいただく―の3パターンがあり、臨機応変に対応しましょう」とアドバイスした。
 その後ペアを組んで実技。寺島誓弥(せいや)さんは「普段使わない言葉なので戸惑った。話を聞きいて臨機応変に対応するのが難しそう」と話していた。
 全体を通して、内山佳晃さんは「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)の大切さを実感した。マナーなど覚えることが多く、社会人としての責任を感じた」。上條颯太(そうた)さんは「社会人は組織で動くことが多いと思った。社名に恥じないようにしたい」。奥原木ノ実(このみ)さんは「研修を通して言葉遣いが難しいと感じた。チームワークや協調性が大切だと知った」と話していた。

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