【須坂で教育プログラム】自分を見つめ将来考える〜県内外の学生7人

2018-03-31 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂高校卒業生の渋川駿伍さん(19、長野市)が代表を務める団体「no FRAME schools」は26〜28日の2泊3日、須坂市を会場に教育プログラムを行った。県内外の中学・高校・大学生7人が参加して、須坂市に関するホームページ(HP)制作やそのためのフィールドワークなどを通して自分を見つめ直し、将来について考えた。
 参加者は3つのグループに分かれ、HPのテーマを決めてから、取材で市内の名所などを巡ったり、市民や関係者から話を聞いた。
 福永理紗さん(15、東京都)と中村百花さん(17、中野市)は観光をテーマに取材し、市動物園では写真を撮影したり、子ども連れの母親からお薦めのカフェなどの情報を聞くなどした。
 作成したHPは若者向けにゲーム感覚で楽しみながら見てもらえるように、ストーリー仕立てで臥竜公園や中心市街地を紹介するなど工夫した。
 今回の教育プログラムは、参加者が共同作業や話し合い、フィールドワークなどで、多様な考えを受け入れ、自分を見つめ直し、主体的に考えて行動、創造する力などを養う目的で行った。
 福永さんは「いろんな人に会って、自分の知らないことを知れた」。中村さんは「やりたいことを一生懸命やれば将来がみえてくると思えるようになった」と話していた。
 渋川さんは須坂市内の高校の生徒などで組織する団体「S4」の元リーダー。高校生カフェ運営や、各地のまちづくり関係者などとの交流などを通して、自身の成長を感じた経験から、授業中心の教育ではない、主体的な学びに関心を持った。同団体メンバーの澤祐太さん(23、長野市)と意見を交わす中で、今回のプログラムを構想した。
 「自分を知ることや主体的な学びの仕組みの1つとして今回行った。今後も各地で行いたい」と話した。

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