55年ぶり消防庁長官表彰「竿頭綬」〜須坂市消防本部と消防団

2018-03-17 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 自治体消防制度70周年を記念する全国式典がこのほど、東京・国技館で開かれ、須坂市消防本部と須坂市消防団が功労者として消防庁長官表彰に輝き、「竿頭綬(かんとうじゅ)」が贈られた。後日、山岸茂幸消防長と成田統消防団長が三木市長に受賞を報告した。
 同本部と同団は、年2回の全国火災予防運動、須坂市独自の春の特別火災予防運動、12月の歳末特別警戒など通年にわたって緊密に連携して予防啓発に努めると共に、災害現場においても相互の役割を認識した迅速・効率的な対応で被害を最小限に食い止めている。
 報告式で、三木市長からねぎらいの言葉を掛けられた山岸消防長は「大変名誉のある章をいただいた。受章は先輩方が築いてきた礎があってのもので、関係する多くの皆さんに深く感謝したい。これからも本部と団が団結して地域の安心安全のために尽力していきたい」。
 成田消防団長は「日ごろの地道な活動が認められ、このような栄えある章をいただき、大変光栄。今後も連携を密にして励んでいきたい。私自身は3月いっぱいで35年間の消防団生活から退くが、まさに最後に大きなプレゼントをいただき、本当にありがとうございました」とあいさつした。
 竿頭綬は警察・消防などの部隊が表彰を受けたとき、その栄誉を讃えるために部隊旗の先端につけるもので、須坂市では消防団旗に設置するという。
 須坂市消防本部と須坂市消防団は昭和38年にこの消防庁長官表彰「竿頭綬」を受けており、実に55年ぶりの受章。また、昭和41年には消防庁長官表彰「表彰旗」を受けている。
 記念式典では第2部として「消防・防災活動活性化大会」も開かれ、須坂市・上田市・辰野町から10人ずつが選抜された長野県消防団ラッパ隊チームが吹奏を披露、盛んな拍手を浴びた。
 合同練習は1回行っただけというが、直近3年の県大会優勝チームからの選抜とあって規律のとれた迫力のある吹奏が館内に響き渡った。吹奏終了後には日本消防協会の秋本敏文会長が控え室に足を運んで「素晴らしい」と絶賛し、関係者一同を感激させたという。

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