2018-03-10 07:00 am by 須坂新聞
県教育委員会は、旧須坂商業高校の施設後利用について、2日の本紙の取材に、現在、校舎の活用法を検討しており、須坂市からも意見を聞きながら決める考えを示した。時期は未定。現在、県長野養護学校高等部すざか分教室が校舎の一部を使用しているが、それ以外は空いている。
旧須商の施設は昨年末まで、主に須坂創成高須商キャンパスとして使用していた。創成高の新校舎が須園キャンパスに完成し、統合されたため、すざか分教室のある北校舎1階を除いて空いた状態となっている。すざか分教室は生徒数の増加に伴い、今年4月から南校舎の1階と2階に移動する。
旧須商の校舎は、共に鉄筋コンクリート4階建ての北校舎(1985年建設)と南校舎(84年建設)がある。グラウンドや体育館などは当面、須坂創成高の部活などで使用するという。
須坂市の平林和彦総務部長は2日の3月市議会一般質問で活用について、基本的には県の方針が優先されるとし、「市としては既存施設が手狭になるなどの理由による移設や、新規事業による活用の希望などがあれば県教委に要望を出す。大規模改修や管理運営などで大きな費用が見込まれる場合は、活用の是非から慎重に検討する」と述べた。
市は庁内各課に、施設後利用の希望意向調査を行ったという。今後、市民からも意見を聞く考え。
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