2018-03-10 07:00 am by 須坂新聞
国土交通省千曲川河川事務所は本年度から、須坂市福島町から長野市若穂牛島にかけての千曲川右岸堤防計約4.5kmを改修する。かさ上げや拡幅などして強化すると共に、堤防上を通る県道村山綿内停車場線などを拡幅する。2021年度の工事完了を目指す。10日に関係者が出席して起工式を行う。
同事務所によると、改修は2014年に策定した信濃川水系河川整備計画に基づいて行う。対象区間の堤防は高さや断面幅、ろう水対策が十分ではないことから強化する。
台風の影響で千曲川が破堤し、中野市立ケ花で当時最高水位を記録した1983(昭和58)年9月の洪水と同規模の洪水が発生しても、堤防の決壊、越水などによる家屋の浸水の防止や軽減が図れるようにする。
須坂市側は、村山橋南側から福島スポーツ広場付近まで。高さを約1〜2mかさ上げし、幅を約10m拡幅する。県道村山綿内停車場線は現在の幅約5mを約7mに拡幅して、センターラインを設ける。幅約3mの管理用道路も併設する。
長野市側は、屋島橋南側から落合橋南側まで。千曲川側の斜面に遮水シートと大型連節ブロックを設ける。堤防上部の幅を、主に現在の約5〜6mから約7mに拡幅する。市道や河川管理用通路の舗装は幅約6mに。
工事は村山橋南側から行う。期間中は工事の状況に応じて、全面通行止めにする場合もあるという。総事業費は約40億円を見込む。
同事務所では「一層の安全につなげると共に、できるだけ交通に迷惑がかからないように工事を進めたい」としている。
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