2018-02-17 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は10日、市在住者、市出身者、須坂に縁のある人たちが一堂に会する懇談会「ふるさと信州須坂のつどい」を東京都内のホテルで開いた。須坂の現状を知ってもらい、ふるさとへの提言や交流を通じて郷土愛を一層深めてもらおうと、今回で8回目の開催。在京者は関東各地から約45人、須坂市からも約40人が参加した。
冒頭、須坂市の現状について、三木正夫市長が、須坂発祥の保健補導員制度が60周年を迎えたこと、消防団ラッパ隊が日本一と称されていること、米子川で民間企業共同の水力発電が始まること、移住支援で都会から100人以上が移住していること、峰の原高原クロスカントリーコースが大人気であることなどを紹介、「須坂には素晴らしい魅力がたくさんある。多くの皆さんに紹介していただき、ふるさと須坂を応援して」と呼び掛けた。
在京者では初参加した立町出身の鋳金工芸家森川賢道さん(63、千葉県東金市/本名英男。父は元須坂病院長の森川不二男さん)が「千曲川、扇状地、北信五岳、北アルプスなど、私の心の中にはふるさとの風景が深く植え付けられている。そこで素晴らしい教育を受けさせていただいた。4月29日からは笠鉾会館で個展を開かせていただく。ふるさとの皆さんと交流できることを楽しみにしている」などとあいさつ、大きな拍手が送られた。
また、須坂商工会議所の神林章会頭が商工業について、ながの農業協同組合の神林清治須高地区担当理事が農業について報告した。
会場には須坂産の日本酒、ワイン、フルーツ発泡酒、健康スムージーなど、料理には郷土食のやしょうまやおやきなども用意され、和やかな歓談が繰り広げられた。
懇談では幼なじみだった2人(屋部町出身で東京都在住の山口義信さんと屋部町在住の荒井敏さん)が45年ぶりに再会という、ふるさとのつどいならではの場面もあった。
つどいでは大型スクリーンに須坂の紹介映像が流され、在京出席者に特産品をプレゼントするお楽しみ抽選会も行われた。フィナーレでは「信濃の国」の大合唱、「フレーフレー須坂」の応援、万歳三唱などが行われ、大いに盛り上がった。
在京者の小林邦夫さん(井上町出身、千葉県八千代市)からは、「毎回つどいを企画していただき、お土産をいただいている。私の方から御礼がしたい」と、須坂からの参加者にお返しのプレゼントがあった。
主催した市政策推進課は「今年もさまざまな交流が生まれ、須坂を外から見た率直なご意見や提言をいただいた。友人を誘っていただいたり、初参加の方も増え、中身の濃いつどいになったと思う。さらに須坂の魅力アップや情報発信に努め、須坂のファンを増やしていきたい」と話している。
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