2017-11-03 07:00 am by 須坂新聞
県の信州やまほいく(信州型自然保育)に認定されている豊丘保育園の3・4・5歳児は先月25日、信州外あそびネットワークのメンバーらと一緒に、雨が降る保育園周辺を散歩した。台風通過後の天候と安全面を考慮して、定番の散歩コースになっている離れ山(697m)を急きょ変更。雨だからこそ発見できる宝物をめざして元気に繰り出した。
自然保育の充実のため、県が専門指導員を派遣して行う保育研修の一環。同ネットワークに所属する鈴木道郎さん(中川村)、牧野
内生義さん(飯綱町)、杉山隆さん(茅野市)が来園し、おもしろいもの、かわいいもの、かっこいいものが好きな園児のグループにそれぞれ付き添った。
「台風の後は宝物がたくさん落ちてるよ」という鈴木さんの言葉に、園児たちは「ホント?」と目を輝かせた。通り道を隅々まで見渡し、赤や黒の実、野の花、おもしろい形をした葉っぱなどを見つけてはビニール袋にしまった。散歩後、グループ対抗で、拾ったものの中で「一番きらきらしているもの」「一番トゲトゲしているもの」などを披露し合った。
真島貞子園長は「雨の中、次々にいろんな物を発見し、声を発する子どもたちの姿が印象的。子どもを主体とする保育の大切さを実感した。これからは雨でも散歩に行くのが当たり前になるかもしれないですね」。
また鈴木さんは外遊びの重要性について「雨を楽しむのも自然体験の一つ。大人はきっかけを作って見守り、子どもの発見を全て認める。それが子どもの自信につながっていくのだと思う」と話していた。
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