2017-10-28 07:00 am by 須坂新聞
須坂創成高校は21、22日、同校で初の「創成フェア」を開いた。須園キャンパスで農業科の「園芸フェア」と創造工学科の「工業フェア」、須商キャンパスで商業科の「創成マーケット」を行い、3学科の生徒たちが特色ある学習の成果を披露した。
園芸フェアは、生徒が丹精した野菜、小麦、みそで作った郷土料理「ひんのべ」やトチの実を使った「とちもち」をはじめ、農産物や加工品の販売、体験・見学型の企画などで来場者を歓迎した。
パンの試食を勧めていた作物コースの奥村玲奈さん(2年)は「最初は恥ずかしかったけど、自分たちが作ったものを『おいしい』と言ってもらえた」と喜んでいた。
工業フェアは、校章入りのスマートフォン立てやマグカップなどを販売したほか、生徒たちが機器を使って作業の実演も公開。実践的学習の充実を図るために学校と企業などが連携する「デュアルシステム」の報告書の展示などもあった。
廣?凜さん(3年)は「こういう機会に日々努力してきたことや実演の様子を見てもらえてうれしい」と話していた。
創成マーケットは、生徒が開発した商品や全国の名産品など多彩な品ぞろえでアピール。各種イベントや、長野養護学校高等部すざか分教室の野菜販売などもあった。
生徒が新たに考案した豆腐スイーツのプリンを購入した近所の50代主婦は「スイーツ感が良かった。ヘルシーなのに満足できる」と話していた。
商品開発に携わった生徒の一人、前川藍さん(2年)は「豆腐の滑らかな食感を生かしたスイーツ。自分たちが考えた商品が市販されたらいい」と期待していた。
創成フェアは、3学科が合同で取り組む学校行事の一つ。21日に両キャンパスを訪れた東中3年の女子生徒2人は「それぞれの学科の特徴が分かり、創成高校の魅力が感じられた」と話していた。
2017-10-28 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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