ふれあい広場で「フードドライブ」〜市民から244点の善意

2017-10-28 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 家庭に眠っている食品を生活に困窮している人に届ける「フードドライブ」が14日、須坂市のメセナホールで開かれた福祉イベント「ふれあい広場」で行われ、市民ら27人から244点、293.1kgが寄せられた。
 「もったいないをありがとうに」をキャッチフレーズに、食品ロスを減らし、生活困窮者を支援する取り組みで、ふれあい広場では昨年に続いて2回目。須坂市福祉課、須坂市生活就労支援センター「まいさぽ須坂」の職員のほか、須坂商工会議所女性会が事業に協力、市民からの提供品を受け取った。
 対象となる食品は常温保存ができ、賞味期限が1カ月以上あるものなど。今回寄せられた食品は多い順に飲料60点、菓子54点、乾麺34点、調味料24点、茶・コーヒー17点、缶詰12点などで、昨年と比べて提供数で10点、重量で30kg上回った。
 米は10点だったが、重量では昨年(95kg)の2.5倍を超える253kgが集まった。
 これらの食品は、NPO法人フードバンク信州(長野市)を通じて、食品を必要としている世帯、地域の支援団体、福祉施設などに無償で届けられる。
 市福祉課は「食品をお寄せいただいた市民の皆さん、お手伝いをいただいた須坂商工会議所女性会の皆さんに感謝したい。食品ロスへの関心やフードドライブの認知度は高まっており、さらに活動が広がっていければ」と話している。
 フードバンク信州から提供された食品を生活困窮者に届けている「まいさぽ須坂」によれば、昨年度は1年間で13世帯に延べ36回、今年度は半年間の9月末日現在で11世帯に延べ24回届けており、昨年度を上回るペースになっている。

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