2017-09-09 07:00 am by 須坂新聞
県立信州医療センター(旧須坂病院、須坂市立町)は9月から、外来診療の自己負担金を口座振替払いにできる「医療費あと払いサービス」を始めた。会計待ち時間解消対策で導入。事前にサービス提供会社に預金口座や診察券番号などを登録する。利用は、外来受け付け時に診察券と一緒に「あと払い」利用の意思を表明する。利用料は1回100円(税別)。口座振替手数料は月80円(税別)。
会計を待たずに帰ることができる同サービスは、患者や家族の利便性向上につながる。県内病院では松本歯科大に次いで2番目。全国の自治体病院でも2番目という。
入会金、年会費、登録料、解約料がかからない。利用の有無は外来受け付け時の意思表示による。利用しない場合は利用料はかからない(口座振替手数料は月単位)。
同院は「今年4月時点のデータで会計待ち時間が平均12分。長い人は30分。改善を進める中で導入した。体調が思わしくない人や会社勤務の人、子育て中の人などに、待たずにお帰りいただける選択肢の一つとして事前登録は有用」と話す。
サービス提供は、平成22年に設立された、診療・調剤報酬自己負担分立替払いサービス提供会社(東京)。今年6月現在、病院29、診療所84、調剤薬局183事業所で運用が始まっている。
県立病院機構の5病院では現在須坂だけ。登録申し込みから10日ほどで手続きが完了。使用方法などの案内が申込者に送付される。
対象は外来診療(入院費は対象外)。事前登録受け付けは医療センター1階の受付窓口で。問い合わせは受付裏の医事課へ。
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