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須坂病院が改称〜7月から県立信州医療センターに

2017-06-24 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　県立須坂病院（立町）は、7月1日から新病院名「長野県立信州医療センター」に変更する。建築中の新棟（東棟）が完成し、3日から診療を開始する。月末までに既存棟から地域医療福祉連携室や外来化学療法室、内視鏡センター、健康管理センターを移設する。1日午後1時半〜3時半に新名称看板除幕式（玄関前）と東棟内覧会（一般公開）を行う。
　新棟開設は、須高の中核病院と同時に県立5病院の中核病院として
（1）がん早期発見機能の向上を図るため内視鏡センターを拡充（3床から5床に）
（2）がん通院治療充実へ外来化学療法室増床（8床から10床）
（3）人間ドック受け入れ枠拡充など健康管理センターの機能強化による予防医療充実
（4）地域医療福祉連携室を拡充し、地域包括ケアシステムの一部として「かかりつけ医」や市町村、近隣病院・福祉施設等との連携強化―を目的とする。
　1階は地域医療福祉連携室、相談支援窓口、外来化学療法室。2階は内視鏡センター。南棟連絡通路にリカバリー室、視能訓練室、授乳室。3階は健康管理センター。
　鉄骨造3階建て。延べ床面積約1,370平方メートル。工事費6億2,800万円余（南棟改修含め6億8,000万円余）。医療機器等1億2,500万円余。須坂市・小布施町・高山村・中野市・山ノ内町からの建設支援負担金は総額7,680万円。設計は第一設計。設計監理は県住宅供給公社。施工は北信土建。
　病院名の変更は、病院機能が強化されることから、県立病院機構の中核病院としての位置付けを明確に示す名称にしたいとの機構側（久保恵嗣＝けいし＝理事長、寺田克＝まさる＝須坂病院長）の提案（28年7月の須坂病院運営協議会）を受け、一般公募を経て機構選定委員会（正副委員長は田中栄司信大医学部長・村石正郎県議、委員11人）が選んだ。県議会を経て総務大臣認可がされた。
　今後既存棟を改修。10月21日の病院祭にグランドオープン・記念式典を計画する。
　新棟診療開始後は路線バスの院内入場が再開する。整形外科医師が7月から4人に（現在3人）。28年8月から休止していたお産の取り扱いは、29年6月出産予定者から再開した。20日現在、3人が誕生。6、7月に9人が出産を予定する。