【竜の里マラソン】中心市街地加えたコース案〜来年からのハーフ実施へ

2017-04-29 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 竜の里須坂健康マラソン全国大会のハーフマラソン導入などを話し合っている、検討委員会(委員長・伝田明康須坂市体育協会長、委員14人)は21日、市消防本部で開いた同大会実行委員会で中間報告した。15kmの部をハーフマラソンに移行し、コースは現行の北信濃くだもの街道に、中心市街地などを加えた案を示した。果樹地帯や蔵の町並みなどを走り、須坂の魅力をより感じられるようにする狙い。第30回の節目を迎える来年からの実施を予定している。併せて大会名称も変更する考えだ。
 同大会は、市や市内の各種団体などでつくる実行委員会が主催して毎年10月に開催。昨年は県民運動広場を発着点に、主に北信濃くだもの街道を走るランニング15km、10km、5km、2.5kmの部と、蔵の町並みなどを歩くウオーキング8km、6kmの部を行った。
 検討委員会は、市内の陸上やスポーツ団体代表、須坂警察署、市民ランナー、市などで組織し、昨年3月から7回開いた。
 中間報告では、実施種目について、ハーフマラソンのほかに、これまで同様10km、5kmと、2.5kmを3kmに移行する。3kmに親子で走る「ファミリーラン」を設ける。ウオーキングは8kmを廃止して6kmのみとするなどとした。
 ハーフマラソンのコース案は、県民運動広場から西に向かい、メセナホール北信号から北上、須坂双葉幼稚園東、市役所東、須坂病院を経て、銀座通り、高橋町信号から果樹地帯を北上する。県道相之島高山線で折り返して、北信濃くだもの街道を上八町信号まで南下、野辺ラウンドアバウトを経由して県民運動広場に戻る。
 初心者でも走りやすい高低差の少ないコース設定で、実際にランナーに試走してもらうなどし、交通規制やう回路の確保も考慮して決めたという。
 参加費はハーフマラソン5,000円。ほかも見直し、10km、5kmは現行の2,000円を3,000円に、3kmの小学生は現行の700円を1,000円にするなどとした。
 新たな大会名称は、今後、実行委員会で候補を数点考え、その中から市民の投票で決める予定。
 同大会の参加者は平成20年ごろの約2,700人をピークに減少傾向にあり、昨年は約2,200人だった。ハーフマラソン導入を機に、さらなる大会の魅力アップや参加者増、地域活性化などにつなげたい考え。
 一方で、近年のランニングブームで各地でマラソン大会が増えている。昨年は駅伝やトレイルランニングを含めて、10月に県内で約20大会が開かれ、そのうち半数近くでハーフマラソンが行われた。
 ハーフマラソンの導入に伴い、運営ボランティアスタッフもこれまでより多く必要となる見込み。
 伝田委員長は「コース案は5案ぐらい検討し、その中から決めた。須坂の特徴の果樹地帯や蔵の町並みなどを楽しめるようにした」と話した。
 5月中旬まで実行委員から意見を聞き、最終案をまとめる。事務局の市生涯学習スポーツ課では、10月ごろまでに新たな大会概要を決定し、10月15日に開く今年の同大会で発表したいとしている。

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