みつばち新園舎が塩川町に〜来月完成へ

2017-02-25 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 社会福祉法人わらべ福祉会(本部・さかた山風の子保育園内、永井冨寿子理事長)が運営する「みつばち保育園」(馬場町、小林庸高=のぶたか=園長)の新園舎が3月、須坂市塩川町に完成する。運動会が開ける園庭を備え、部屋は園児の発達に合わせ機能的に配置。調理室の作業が園児に見えるよう床を下げた。裸足にも優しいヒノキ材のホールなど園児の心身を育てる環境整備が随所に。4月中の開園を予定している。
 法人は平成23年から姉妹園「さかた山風の子保育園」も運営。里山の自然環境を保育に生かしている。
 みつばち保育園の園舎は37年が経過し、老朽化や耐震化、狭い園庭への対応が迫られていた。移転先を隣町に確保し、道路の自営工事を施した。
 敷地約4,000平方メートル。鉄骨造平屋約950平方メートル。0歳児〜5歳児の各室と未満児共有スペース・庭、安眠室、沐浴(もくよく)室、トイレ(1・2歳児、園児、多目的、一般)、病児相談室、調理室、遊戯室、子育て支援室、事務室、園庭・築山、あいさつ広場(スロープ)など。
 同園は「みつばち共同保育所」として昭和49年1月、個人宅(塩川町)の一室を借りて誕生した。当初園児1人、保育者2人。49年9月には本上町に、51年10月には北原町に、その後南原町に移転。運動の結果認可園となり、54年に現在地に。
 当初から市民ニーズに応え、0歳児保育や11時間の長時間保育を続けてきた。
 法人理念には(1)児童の全面的発達を保障(2)保護者が安心して預けられる(3)職員が生き生きと働き続けられる―園づくりを掲げる。
 保育目標は心身の健全育成のほか、自らの思いを相手に伝える力を育てる、を掲げる。
 定員80人。保育時間は朝7時〜夕7時(11時間が標準。8時間の短時間保育も)。産休明けの乳児(0歳)から。延長、障害児保育にも対応。職員は保育士や栄養士、調理師、事務など30人余。
 永井理事長は「新園は北信五岳を遠望し、果樹園や水田が近い。畑での野外保育や傾斜利用の園庭滑りができる。ランチルームに使える広い廊下とウッドデッキ、保育室の高さを同じにするなど工夫した。広い園舎を大いに活用し、市民的財産として次世代に引き継ぎたい」と話す。
 設計監理は第一設計。施工は北條組。建設費は3億5,000万円。うち国市補助金1億8,500万円。設備備品の調達は現在2,000万円を目標に寄付を呼び掛けている。

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