【須園・須商】誇り胸に〜3月末で閉校、4月から創成に完全統合

2017-01-01 07:19 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂園芸高校と須坂商業高校が3月末で閉校を迎える。昨年度までの卒業者数は両校合わせて25,674人。本年度は最後の卒業生として園芸151人、商業108人(予定)が思い出の詰まった学びやを巣立つ。来年度からは2015(平成27)年4月に開校した須坂創成高校に完全統合される。
 園芸は1912(明治45)年4月、上高井郡立乙種農学校として開校。以後、県上高井農学校、県上高井蚕業学校、再び県上高井農学校、県須坂農業高校と改称を経て、58(昭和33)年4月から現校名。昨年度までに14,158人が卒業した。本年度生徒会長の菅沼祐希さん(須坂市井上町)は「(閉校は)仕方がないけど自分の母校の名前がなくなったり、校舎が変わってしまうのはやっぱり寂しい気持ちの方が強い」。それでも「100年以上続く学校の最後の卒業生として締めくくれることは誇り」と胸を張る。
 商業は1926(大正15)年4月、須坂商業学校(甲種)として開校(設置者・越泰蔵)。その後は県須坂商業学校(一時期は須坂工業学校を併設)、県須坂商工高校に改称され、51(昭和26)年6月から現校名。昨年度までに11,516人が卒業した。本年度生徒会長の酒井里花さん(須坂市南原町)は「先輩方が築き上げてきた伝統や歴史が終わってしまうのは残念。制服がなくなり、校舎が移ってしまうのも寂しい」と言う。商業高校で学んだ誇りを胸に「卒業しても懐かしいと思えるように創成の中にも“須商生”らしさを残してくれたらうれしい」。後輩たちにバトンを託す。
 両校の卒業式と閉校式は3月4日。

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