「フードドライブ」って?

2016-10-22 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 家庭で余っている食品の寄付を市民から募る「フードドライブ」が15日、須坂市で行われた。賞味期限前の缶詰やレトルト食品などを集め、生活困窮者などに無償提供して支援すると共に、食品ロスの削減につなげる「フードバンク」活動の一環。市民ら33人から234点、136kgが寄せられた。NPO法人フードバンク信州(長野市)を通じて、希望者に届けられる。
 15日はメセナホールで開かれた福祉イベント第35回ふれあい広場の会場でフードドライブが行われた。米95kgをはじめ、缶詰、インスタント食品、レトルト食品、乾麺、菓子、調味料、乾物、飲料などが持ち込まれた。
 小山町の主婦(66)は「葬儀などで頂いたもので、食べない物があるので持ってきた。以前から捨てるのはもったいないと思っていたので、いい取り組みだと思う。定期的に開いてもらいたい。困っている人たちの役に立てば」と話していた。
 フードドライブを主催した市福祉課では「おそらく市内では初めてだったと思うが、多くの方に寄付いただいた。今後の開催も検討したい」と話した。
 フードバンク信州によると、まだ食べられるのに捨てられている食品ロスは年間600万トン以上と推計されている。一方で、近年、食料支援を必要とする生活困窮者が増加傾向にあるという。
 フードバンク信州は昨年10月に設立され、事務局の小松由人さんによると、ことしは9月末までに延べ約6トンの食品の寄付があった。県内の生活就労支援センターなどを通じて申し込んだ世帯(独身含む)に届けており、ことしは月平均延べ約130回という。昨年は月平均延べ約70回。1回で約2週間分の食料を届ける。
 昨年4月に発足した須坂市生活就労支援センター・まいさぽ須坂によると、須坂市内では昨年度、9世帯に延べ13回、本年度はこれまでに8世帯に延べ20回届けられたという。北原満史所長によると、50歳以上の申し込みが多く「年金生活で苦しかったり、借金を抱えているなどの事情によるもの」という。
 潜在的な生活困窮世帯はさらにあるとみており、「我慢を重ねた上で相談に来る人もいる。できるだけ早く相談に来て」と呼びかけている。
 フードバンク信州に寄付できる食品は、常温保存できて、賞味期限が1カ月以上あり、未開封のもの。企業からの寄付も含めて、随時、受け付けている。長野市の障がい者福祉施設「ななせ仲まち園」に保管と配送拠点を置いている。フードドライブは、長野市などでは定期的に開かれている。
 小松さんは「より多くの人に活動を知ってもらい、広げていきたい。食品ロスや生活困窮者などの問題に関心を持ってもらえれば。拠点を増やして各地域でやってもらえる体制ができれば」と話している。フードバンク信州☎026-269-0026、まいさぽ須坂☎026-248-9977。

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