来年に堀直虎150年祭〜実行委員会を設立

2016-08-06 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂藩13代藩主堀直虎(1836〜68)を顕彰するため、奥田神社総代会などはこのほど堀直虎没後150年祭実行委員会を立ち上げた。市中央公民館で開いた初会合では来年の150年祭の事業計画、役員人事などを決めた。
 直虎の業績として若くして洋学を修め、藩の兵式を洋式に改めた。藩政立て直し、住民救済事業を行った。幕府では若年寄兼外国総奉行を勤め、江戸城中で将軍徳川慶喜に諌言し切腹、江戸城無血開城に影響を与えたともされる。
 事業計画では、住民参加による堀直虎の創作劇「ストレートタイガー」をNPO法人劇空間夢幻工房(長野市)の指導で4月29、30日にメセナホールで公演する。劇は作家江宮隆之さん(山梨県)が直虎の生涯を描いた『将軍慶喜を叱った男』をモチーフに制作。小説は直虎の切腹にいたる謎に迫っており、劇は昨年8月、小布施町で公演された。
 また、直虎の業績や須坂の歴史を伝えるため、児童向けの直虎伝を刊行する。須坂市誌編さん専門員の涌井二夫さん(塩川町)を中心に制作し、児童生徒に配布する予定。
 第3回所リ譜の杜桜まつりを5月に開き、須坂藩に関わる文化講座を春から秋にかけて数回開く予定。記念式典を10〜11月にメセナホールで計画している。
 同実行委は同神社総代会のほか、須坂市、市教育委員会、須坂商工会議所、市観光協会などで構成。実行委員長には同神社総代会責任役員の田中宏和さん(穀町)を選任した。
 田中委員長は「没後150年を記念して、須坂藩の歴史や維新の英傑直虎公を広く市民に知っていただき、地域の活性化につなげたい」と話している。

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