2016-05-14 07:00 am by 須坂新聞
須坂市野辺町の「赤地蔵尊奉賛会」(中沢允=まこと=会長、約50人)はこのほど、例大祭を行った。通称赤地蔵尊(赤地蔵さん)は子宝に恵まれ、育児や健康の願いがかなった後に紅殻(べにがら、ベンガラ)を塗り、感謝の気持ちを表す風習が江戸時代から続いているという。奉賛会は覆い屋を建て替えた平成23年に結成。6年目の祭事は、天野義光光明寺住職が営んだ。
中沢会長は取材に「邪気を払うために赤く塗られた赤地蔵さんは、村の中ではここだけ。村の北の入り口に当たり、子育てや健康を祈る住民の心のよりどころとして守ってもらっている」と話す。
6年ほど前から週3回お参りするという会員の田所とみ枝さん(大日向町)は「生涯学習推進委員会の紹介で野辺の赤地蔵さんを知った。願い事がかなったらベンガラを塗りたい」。
石仏は高さ約1m。288年前の江戸時代中期の享保13(1728)年4月14日の銘が刻まれている。
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