2016-04-29 07:00 am by 須坂新聞
政府は28日付で春の褒章受章者731人を発表した。長野県では12人が対象となり、須高地区では須坂市保健補導員会が社会奉仕活動功績で緑綬褒章を受章した。
同会は昭和33年に発足、任期2年を1期として延べ7,000人以上が活動してきた。任期が終わった後も各期でグループをつくって活動するなど、地域の健康づくりに貢献している。
具体的には減塩や禁煙を呼び掛ける運動、ウオーキングや健康体操の実践・普及、健診受診の働きかけなど、生活習慣病予防に取り組んでいる。
平成26年には同会が昭和60年から作成してきた7種類の健康体操を「須坂エクササイズ」と命名し、普及に取り組んでいる。
須坂エクササイズは肩こり、腰痛予防、腰・腹筋の筋力アップなど目的に応じて唱歌などを歌いながら体を動かす。歌うことで脳の活性化と認知症予防も目指す。「体操して楽しかった。明るい気持ちになる」との声をよく聞くという。
要望に応じて市内外の団体などに出向いて指導。最近はテレビなどでも取り上げられ、全国からも多数の問い合わせがあるという。
平成26年度に厚生労働省が主催する「第3回健康長寿をのばそう!アワード」の生活習慣病予防分野で最高賞の厚生労働大臣最優秀賞、27年度には知事表彰に輝いている。
第29期(26・27年度、会員約270人)の内山久美子会長は「栄誉は先輩方が築かれた伝統の賜物。私たちはただ必死につないできた。伝統の重みに責任と感謝、喜びを感じる。会の活動を通して多くの人と知り合い学べたことは大きな財産。次の30期には、子どもたちにより焦点を当てて、健康長寿のまちづくりを進めてほしい」と話す。
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