長野養護学校〜高等部すざか分教室開設

2016-04-16 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 県教育委員会は本年度、須坂商業高校・須坂創成高校須商キャンパスに、長野養護学校高等部「すざか分教室」を開設し、8日、生徒と関係者が出席して開室式と入学式を行った。須高地区での知的障がいのある児童・生徒の学びの場として、平成22年度の長野養護学校小学部須坂分教室(23年度に市立須坂支援学校小学部へ移行)、25年度の市立須坂支援学校中学部に続いて、高等部が設けられた。本年度はいずれも須坂支援学校卒業生の1年生3人と2年生2人が学ぶ。
 施設は須商キャンパス北校舎1階を改修して、教室や職員室などを設けた。体育館やグラウンドなどは須商、創成高と共用する。本年度は教職員6人で対応する。
 教育課程は、野菜や花づくりなどの農耕園芸、施設清掃といった作業学習をメーンに行う。「ぷれジョブ」の活用や地域へ出向いての実習、販売なども。須商や創成高が行う学校行事などへの参加、長野養護学校本校との交流も行う。
 開室式で竹前金三校長は「分教室は多様な学びの場となる。地域に根差した教育に力を入れたい。地域で生活していくために必要な力を身につけられるようにしたい」とあいさつした。
 県教委の小林資典教育次長は「市立須坂支援学校ができ、子どもたちはたくましく成長した。分教室をもう一つのステップに活躍してくれることを願っている」と期待した。
 すざか分教室の設置は県教委の「長野地区特別支援学校再編整備計画」に基づくもの。これまで旧第2通学区(須坂市、中野市、小布施町、山ノ内町、高山村など)には、特別支援学校の高等部がなかった。須坂支援学校中学部卒業生などの受け皿として、児童・生徒の保護者や、関係団体などが県教委に設置を要望してきた。
 2年生の保護者の関ゆかりさん(太子町)は「昨年度は(長野市の)長野養護学校に通っていて、登下校は車だった。すざか分教室へは歩いて通わせる。地域の方に顔を覚えて知ってもらい、理解してもらえるのでありがたい。同世代の高校生とも触れ合えて、いい機会になる」と話していた。

2016-04-16 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



国道406号日野地域で事故多発〜須坂署が注意呼び掛け

2016-04-16 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 春の全国交通安全運動(6〜15日)が行われていた最中の8日、県交通安全運動推進本部は交通死亡事故多発警報を発令した。
 県内で1〜7日の7日間に7件の交通死亡事故が連続発生したことを受けてのもので、須坂市でも3日、本郷町で農薬散布車の横転による死亡事故が発生し、最長記録を更新していた死亡事故ゼロが614日でストップした。警報の発令は17日まで。県内各警察署で取り締まりや啓発活動を強化している。
 須坂署管内では12日(103日目)現在60件の人身事故が発生、1人が死亡、70人が負傷している。前年同日に比べて、件数は4件(6.3%)減り、死者は同数、負傷者は4人(5.4%)減っている。
 発生件数が減少する一方で、須坂市日野地域(塩川・高梨・村山町)の国道406号では事故が多発。須坂警察署や須高交通安全協会では注意を呼び掛けている。
 須坂以北と長野市を結ぶ動脈であり、商業施設も数多く立ち並ぶことから、終日交通量が多く、事故発生の危険性が高い地域だが、今年は12日現在で人身事故5件(追突3件・出合い頭2件)、物損事故13件(出合い頭7件・追突2件など)を数え、特に3・4月に多く発生している。
 このため、須坂署では日野地域の国道406号を管内の交通安全重点個所として活動を強化しており、交通課の坂下郁夫課長は「ドライバーの皆さんは進路の安全確認をしっかり行い、歩行者の皆さんは夜間に外出する時は反射材やLEDライトなど光る物を身につけ、道路を渡る時は右・左の安全をしっかり確認してください」と呼び掛けている。

2016-04-16 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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