ツーデーウオーク〜過去最多の588人

2016-03-26 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 春の須坂路を歩くイベント「第10回信州須坂シルクと蔵のまちツーデーウオーキング」(実行委員会主催)が19日と20日、全国各地の愛好者や市民ら、過去最多の588人(初日316人、2日目272人)が参加して開かれ、思い思いのペースで散策を楽しんだ。
 大会は国際市民スポーツ連盟、日本市民スポーツ連盟、全日本ノルディック・ウオーク連盟の認定大会として開催。初日に湯っ蔵んど発着の24kmと16km、田中本家博物館発着の6kmと4km、2日目に湯っ蔵んど発着の21kmと13km、田中本家博物館発着の6kmと4km、峰の原高原でのスノーシュー2kmの全9コースを設定した。
 参加者は60代を中心に小学生から80代まで長野県(19市町村)のほか青森・山形・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・富山・石川・福井・山梨・岐阜・静岡・愛知・大阪・奈良・岡山の計21 都府県から集まった。
 過去の最多参加者は4回大会(平成22年)の536人で、今回は50人以上も上回った。要因として、回を重ねて知名度が上がったこと、今回からインターネットでの申し込みが可能になったこと、北陸新幹線の開通で北陸方面の参加者が増えたことなどが考えられ、愛好者間の交流がある石川県からは33人が参加した。
 初日に湯っ蔵んどで開いた開会式では、霜田清実行委員長(シューマート社長)のあいさつに続いて、三木須坂市長が、NHK大河ドラマ「真田丸」のオープニングに米子大瀑布が登場すること、峰の原高原のクロスカントリーコースを箱根駅伝優勝の青山学院大など多くの大学が利用していることなど須坂の魅力を紹介、「早春の須坂を心ゆくまで楽しんで」と歓迎の言葉を述べた。
 参加者たちは入念な準備体操を行い、福井県坂井市から参加した小学3年生鎌田凜心(りん)さんのスタート宣言で出発。三木市長とハイタッチを交わして、元気に歩き出した。
 天気は初日は暖かいが、小雨が降ったり、曇ったり、薄日が差したり。2日目は寒く、どんよりとした曇りの一日。参加者は冬と春の季節を感じながら、須坂の自然・歴史遺産や市内で開催したイベントを楽しみ、スノーシューの峰の原高原でも気持ちのいい汗を流した。
 チェックポイントでは味噌汁や果物などが振る舞われ、博物館・美術館・動物園は入場無料で歓迎、湯っ蔵んども無料入り放題にしてウオーカーの疲れをいやした。
 石川県金沢市から初参加した橋本吉昭さん(74)は取材に「北陸新幹線が開通して来やすくなった。果樹園が一面に広がり、歩いていて気持ちがいい。花の咲く頃にまた訪ねてみたい」と話した。
 また、福井県福井市から参加した越野利栄さん(72)は蔵の町並みや周辺の風景が気に入り、今回で4回目。「前回とはコースを変えて歩いた。早春の信濃路はいろいろな植物の芽吹きが見られる。その生命の勢いが何とも言えず素晴らしい」と喜んでいた。
 今回は10回記念として、初日夜に須坂駅前のシルキーホールで歓迎レセプションを初開催、約100人が須坂産の食材を囲んで交流を深めた。

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