2016-03-19 07:00 am by 須坂新聞
須坂市教育委員会と須坂市校長会はこのほど、小中学生向けの家庭学習の手引を約6,000部作成し、市内の児童・生徒宅に配布した。教育に関する各種調査結果から、家庭学習の重要性が明らかになっており、主に保護者に対して、各学年における児童・生徒の学習意識の変化やそれに合わせた支援などを示している。義務教育9年間を一覧表にして、一貫して取り組めるようにした。
家庭での予習や復習は、学習内容の定着や学習習慣の形成、意欲向上などにつながるという。
手引は小1・2年、3・4年、5・6年、中1・2年、3年に分けて、各段階における子どもの学習意識の状態、家庭での学習内容・時間のイメージ、具体的な支援の仕方などを表した。
家庭学習定着には、特に低学年の間は保護者の支援が不可欠とし、▽勉強する決まった時間と場所を確保する▽机に向かう習慣をつける(読書などでも)▽家族もテレビを消す―などと助言している。
家庭でできる支援のポイントとして1.早寝早起きや朝食をきちんと食べることによる生活リズムの確立 2.「頑張り」に対する声がけ 3.学習に集中できる環境づくり―を挙げている。児童・生徒の携帯電話やスマートフォンの所有率が高まっていることから、使用のルールづくりも呼びかけている。
これまでは学校や学年ごとに家庭学習の指針を示していたが、一層の充実を図るため、市統一の手引を作成した。市教委では「手引を活用して、継続的に取り組んでもらえれば」と話している。
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