市立博物館の移転を検討

2016-03-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 市議会一般質問で三木市長は、老朽化している市立博物館の今後のあり方について、既存文化施設への移転、分散展示を検討する考えを明らかにした。
 市立博物館は臥竜公園竜ケ池北側にある。1966年7月に開館し、ことし50周年。建物は66年3月建設で79年に増築した。簡易耐火ブロック造一部3階建て、延べ床面積742平方メートル。耐震補強が必要で、内外部とも劣化が目立っている。
 三木市長は「建て替えは多額の費用がかかり、また、施設自体が老朽化していることから耐震補強、修繕しても費用対効果があまり望めない」との見解を示した。
 現在、博物館分館として、ふれあい館まゆぐらに製糸業関係資料の一部を展示していることから「笠鉾会館などの既存施設に移転活用できないかを検討していく」と述べた。
 その場合、「博物館収蔵庫には多数の収蔵品があり、移転先が確保できないことから、現在の建物は倉庫として活用できないか検討する」とした。
 具体的な検討について市生涯学習スポーツ課では「いつまでにというのはまだ決まっていない。市のほかの施設も含めて、全体の中でどういうあり方がいいのか、今後考えていく」としている。
 市立博物館の年間入館者数は、平成22年度4,818人、23年度5,525人、24年度6,773人、25年度5,167人、26年度5,657人となっている。

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