2016-01-23 03:01 pm by 須坂新聞
相森中は昨年11月から毎月1回、生徒の学力向上支援の一環として、地域住民の協力を得て、約1時間の放課後学習「壮心塾」を行っている。希望する3年生約20人が、ボランティア講師や職員に教わりながら、自主学習している。生徒一人ひとりの課題などに細かく対応すると共に、家庭での学習のきっかけづくりなどにつなげる狙い。
壮心塾は全員で同じ科目や内容を学習するのではなく、各自が課題を決めて取り組む。職員の学年会の時間を利用して実施し、元高校教諭でボランティア講師の田子修一さん(上町)と後藤昭彦校長、大塚秀樹教頭らが生徒からの質問に答えたり、解説している。同校は市教育委員会の協力を得てボランティア講師を募集し、田子さんが応募した。
13日は18人が参加して、田子さんや大塚教頭が用意した国語や理科のプリント問題のほか、数学や英語の教科書、高校入試問題集などに取り組んでいた。
広田来未さんは国語の文法問題について、熱心に質問していた。「古文が苦手なので毎回勉強している。最初の基本的な部分から教えてもらえて分かるようになってきた。周りにみんながいるので自分も頑張らなければと思う」と話していた。
数学を勉強した中村友梨佳さんは「みんな静かで勉強に集中できる。質問もしやすい」と話していた。
同校では「地域の方に講師で教えてもらうと生徒たちのいい刺激にもなり、大変ありがたい。通常の授業以外で、生徒たちの質問などに対応できる態勢が十分ではなかったので、壮心塾を充実させるなどしていきたい。今年度を踏まえて内容などさらに検討したい」と話す。
なお、市内のほかの中学校でも同様の取り組みを検討しており、ボランティア講師を募集している。問い合わせは市教育委員会☎026-248-9010まで。
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