2016-01-09 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は昨年12月18日、移転新築した豊丘保育園の竣工(しゅんこう)式を、豊丘小学校南側の現地で開いた。関係者約50人が出席し、木の温もりあふれる新保育園の完成を祝った。今月4日から供用を始めている。
同園の完成により、市が1999(平成11)年度から老朽化や耐震に伴い進めてきた一連の市立保育園(10園)整備が完了した。
同園の新園舎は地元豊丘産の間伐材を使った木造平屋建て、延べ床面積622.74平方メートル。保育室は6部屋(0〜5歳児)で、異年齢交流を促進するため、3歳児以上の保育室と遊戯室を一体的に使える配置にした。
保育室はすべて西向きで、北アルプスを望む眺望も特徴の一つ。空調設備がない3歳児以上室には、冷暖房用に地熱交換システムを導入した。
広さ約620平方メートルの園庭は園舎の一段下にあり、緩やかな勾配が園児の遊び場にもなる。隣接する小学校とも互いに行き来しやすい環境だ。
竣工式で三木正夫市長は「(園児たちが)すばらしい環境の中で伸び伸びと健やかに育ってほしい」と期待を寄せた。
総工事費は約2億4,700万円。このうち国の社会資本整備総合交付金約5,685万円を活用した。
施工は建築主体が村山建設、電気設備がオメノ、機械設備が北條組須坂支店。設計監理は中野設計事務所。
定員60人。6カ月から入園できる。園児は12月1日現在、35人。
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なお、同園には羽生田郁雄さん(豊丘上町)が寄贈した「園里黄桜(ソノサトキザクラ)」など3種類の桜の苗木を植樹。竣工式前に披露された。
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