ゆうばり映画祭上映へ〜須坂ロケの「アルビノの木」

2016-01-09 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市内でロケを行って昨秋完成した金子雅和監督の映画「アルビノの木」はこのほど、日本最大級の国際映画祭である「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」のフォアキャスト部門に招待され、正式上映が決定した。
 同映画祭はSF、冒険物などイマジネーションとエンタティメント性豊かな映画を対象に選び、新しい才能の発見・育成を目指す。また、映画を通じて世界各国間の文化交流・相互理解を目指しており、海外からも注目を集めている。今年は2月25日から29日まで招待作品を上映、昨年は期間中に約15,000人が来場した。
 フォアキャスト部門は日本映画を中心に映画界の面白い傾向や兆しをいち早く紹介することが目的。同部門にはミニシアター公開作品などから20点が選ばれた。
 「アルビノの木」は若い猟師ユクと今守が依木山特有の地質で生まれ、害獣とされている白シカ駆除に取りかかる。だが白シカは現地の人にとって「山の神様」と信じられてきた。今守は疑問を感じて仕事を降りるが、ユクは重病の母親の治療費のため、大金の報酬を得るべく不本意ながら獣を探し始める。
 出会いを通じて、自然や人生の奥深さ、豊かさを知っていく物語。金子監督は「他者を想うことの難しさ、大切さを感じてほしい」と話す。主演はNHK朝ドラ「芋たこなんきん」に出演した松岡龍平さん、ヒロインは映画「モテキ」に出演した東加奈子さん。今秋公開予定。 
 なお、須坂市の有志は同映画を共に普及する応援団員を募集するため、1月16日午前10時からシルキービル3階で上映会&舞台挨拶を開く。
 当日は金子監督が制作した「復元師 諸川」(約1時間)を上映後、金子監督があいさつする。入場無料だが、応援団に加わる人は上映後に募金。団員には前売り引換券(長野上映)などの特典がある。須坂事務局の坂詰史博さん(須坂市太子町)は「資金は金子監督に渡し、配給・宣伝費用の一部として活用される。須坂ロケの映画を全国多くの劇場で公開できるよう、協力を」と呼び掛けている。問い合わせは坂詰さん☎090-6489-0897まで。
 当日の上映作品は骨を復元し大胆な異説を唱える考古学者・諸川を取り巻く怪奇とサスペンスの物語連作。

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