須坂市長選挙〜永田氏と三木氏が準備

2016-01-01 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 任期満了に伴う須坂市長選挙は、10日の告示まで1週間余りに迫った。これまでに、五十音順に、新人で農業の永田栄一氏(62、無所属、境沢町)と、現職で3期目の三木正夫氏(66、無所属、相之島町)が立候補を表明し、準備を進めている。ほかに表立った動きは聞こえてこない。4回連続同じ顔ぶれによる一騎打ちの可能性が高くなっている。市選挙管理委員会は5日に立候補届け出事前審査を行う。
 永田氏はこのほど政策の充実を図り、「生き残り」と「企業感覚」を争点に定めた。
 人口対策や、産業振興、活性化など須坂市のまちづくり、生き残り戦略として「物語やイメージ」が重要とする。そのため、伝統や文化を生かして、果樹産地としての「世界農業遺産」への登録や、山に囲まれた都「四神相応の山京」、養蚕のまち「虫の文化」を発信するという。
 そのイメージやブランド化により、企業誘致や、井上に建設が計画されている大型商業施設近くに農産物「直売所街」を開設するなどして産業振興や経済効果、活性化につなげるとする。企業感覚で「お金を生み出し」「市民が潤う」行政に変えるとしている。
 福祉や子育て支援などは、元高校教諭、元民生児童委員の経験を生かして、現場の状況を見ながら充実を図るとしている。一般廃棄物最終処分場建設地は再検討する考え。
 一方、三木氏は12月22日、記者会見で政策を発表した。「健康長寿発信都市『須坂JAPAN』の実現」に向けて、これまでの市政を継続する形で「健康長寿」を核に人口増や産業振興、教育など総合的な施策を推進するとした。
 1.若い世代の就労・結婚・出産・子育て支援の強化 2.須坂市への新しい人の流れづくりと人口減少抑制 3.健康長寿都市―を基本的な方向性に、先ごろ策定した市人口ビジョン・総合戦略の施策を中心に取り組む。
 具体的には主に▽「健康長寿」をキーワードにした新たな商品開発▽移住・定住アドバイザーの設置▽虐待や不登校など特別な支援が必要な児童・保護者への支援▽須坂を好きになる教育の推進―などを掲げる。
 井上の大型商業施設建設計画については、実現を目指すと共に、施設内に農産物直売所を開設して農業振興につなげるとする。

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