峰の原高原のペンション村づくりで活性化事業を提案

2015-12-16 11:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 持続可能なペンション村づくりに取り組んでいる須坂市峰の原高原区などは8日、市防災活動センターで、まちづくりや地域再生に携わっている建築業者などから、活性化事業の提案を受けた。ペンションの宿泊対象者を観光客から比重を移し、趣味や活動の拠点として複数の人たちで支えることや、著名人の講演会などを開いて学びの場とする構想などが示された。
 オンデザイン(神奈川県)の西田司さんは、各ペンションの個性や魅力を生かして音楽や料理、ランニングなど同じ趣味や活動を目的にした人たちを呼び込み、輪を広げて支えることを提案した。「観光よりは暮らし。自然環境を生かした新しいライフスタイルになる」とした。
 UAo(東京都)の森本剛さんは、毎年行われているアメリカ最大のサマースクールを参考に、自然に囲まれた峰の原で講演会や講座を開催し、学びの場として集客や価値を高める構想を示した。
 峰の原高原集落再熱実施モデル地区支援事業実行委員会の古川茂紀委員長は「ペンションのオーナーの高齢化や、後継者がいないなどの課題がある中で、今回の提案を受けてどうすればいいか考えたい。今後もいろいろなアドバイスや人材を紹介してもらい生かしていきたい」と話した。
 峰の原高原はペンション村開設から40年以上が経過し、オーナーの高齢化や空きペンションの増加が課題となっている。維持・再生に向けて、同区や市などが実行委員会を組織し、県の集落再熱実施モデル地区支援事業を活用して大学と連携しての集客イベントや、インターンシップの受け入れ、交流ツアーなどに取り組んでいる。

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