夢工房福祉会シンボル塔改修〜村山駅前 共生ビル完成祝う

2015-12-12 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 社会福祉法人夢工房福祉会(須坂市高梨町共生ビル、清水千恵子理事長)は先ごろ、共生ビル(村山駅前、鉄骨造陸屋根4階建て)の全面改修工事の竣工(しゅんこう)を関係者と祝った。屋上に建つ塔屋には「ともに育ち、働き、暮らす」「共生」「リブ、トゥギャザー」の文字を掲げた。
 法人は平成16年の認可から10年が経過。現在、8事業所を営み、利用者約270人、職員約100人。
 村山駅前のビル(旧みらいビル、旧村山ピオレ)を23年3月に取得。以後、1階2,400平方メートル、2階2,800平方メートルの改修工事を続け、事業を拡大。本年度はシンボルタワーなどの改修を終えた。
 ビルの取得費や改修費等は合計2億1,600万円余。融資や役員からの借り入れ、補助金等で賄い、現在返済をしているという。
 1階はリンク(旧未来工房、就労継続支援A型、就労移行支援)やケーキ工房スイートアージェ、須高地域障がい者相談センターなど。2階は法人本部やリンク(就労継続支援B型、就労移行支援)、須坂市福祉企業センター(低所得者授産施設)、みんなのムム(障がい児放課後等デイサービス)などが入る。
 竣工式では松本善雄統括理事(前理事長)が「法人理念をシンボライズし、共に育てていただける地域福祉に通じる象徴を屋上タワーに掲げ、自立の自覚が高まっている」と経過報告。改修を行った北條組や設計監理のキタムラ設計、シンボルタワー改修のデザイン・施工・監理のアスクに感謝状が贈られた。
 シンボル塔について清水理事長は「利用者、スタッフの投票でデザインを決め、あつい思いがこもっている。花のようにも人のようにも見え、いろんなカラーの人が働き、共生する象徴」と説明。さらに「日々明るく過ごせる支援が使命。努力を重ねたい」と述べた。
 来賓祝辞で三木市長は「市の玄関口に日本を代表する福祉施設が事業を続けている。空きビルを活用する見本の施設。シンボルタワーは入る人、離れる人に思い出になるデザイン」とたたえた。
 「共生」の書は元教員山岸忠生(ただお、開雲)さん(小布施町押羽)の作品。

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