須坂ニュース

2015-11-21 07:00 am by 須坂新聞

　日野小学校２年生（54人）は13日、学校近くの体験農園「日野いずみの里」で、個々に書いた絵柄シールを貼ったりんご「ふじ」の収穫をした。自分だけのオリジナルりんごの完成に、喜びの声が響き渡った。
　一帯を管理する「いずみの会」（佐々木啓佐義会長）が、地域の子どもたちとの交流の一環で実施。児童たちは10月上旬、気に入ったりんごにシールを貼り、太陽の光がしっかり当たるように、葉摘みもした。
　実が赤く染まって、児童たちは１カ月ぶりに農園へ。「わくわくする」「どんなふうになっているかな」と、一目散に自分のシールを貼ったりんごに駆け寄ると、いずみの会会員の小柳邦義さんの指導通り、丁寧にもぎとった。
　待ちきれずシールをはがした児童は、白く模様がついたりんごを見て「すごい！」と感激。「食べたいけど、もったいなくて食べられない」と大事そうに抱え、あと２つずつ収穫して持ち帰った。
　日野いずみの里は平成21年の日野小学校創立100周年に合わせて整備。日野地区の有志がボランティアで各種野菜のほか、桃、梨、りんごなどの果樹100本を栽培し、収穫体験などを通して地域の子どもたちと交流している。

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