市民バスに「くるる」導入〜ICカード支払いシステム

2015-11-07 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市地域公共交通会議は31日から、運営する市内路線バス「すざか市民バス」全4路線にICカード支払いシステムを導入した。長野市で運用されている共通乗車ICカード「KURURU(くるる)」のシステムを広域化した。31日は須坂駅で記念式典を行い、関係者約20人が出席して運用開始を祝った。
 同システムは、一定額を入金したICカード「くるる」を、バスの乗降口に設置されている読み取り機にかざすと、自動的に運賃の支払いができる。
 くるるは一般カードと、子どもや障がい者用の割引カード、定期券(定期区間外も利用可能)がある。須坂駅2階の長電バス窓口などで購入できる。カードへの入金(チャージ)はバス車内などでできる。長野市内のほとんどの路線バスでも利用できる。
 同システムは、長野市公共交通活性化・再生協議会が平成24年10月から導入した。くるるは9月末現在、約94,000枚が発行されているという。
 すざか市民バスへの導入関連経費は約500万円。今後は負担金として、同システムを維持管理する長野市公共交通活性化・再生協議会に、運賃収入の2%を支払う。 
 記念式典で市地域公共交通会議の滝沢光雄会長は「利便性が向上し、利用促進につながる。定着し、より利用区間が広がることを願っている」と話した。
 すざか市民バスは平成21年10月から運行が始まった。事務局の市市民課によると、推計利用者数は平成22年度が112,111人(月平均9,343人)。以降は毎年10万人台で推移している。25年度が103,434人(同8,620人)、26年度は107,624人(同8,969人)だった。毎月の運賃収入、回数券・定期券の売り上げから算出した。

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