2015-10-03 07:00 am by 須坂新聞
市議会9月定例会は29日、閉会した。最終日の本会議で、市議会は、市が提出した2億700万円余の今年度一般会計補正予算案のうち、健康増進事業費240万円を減額し、その分を文化財保存活用事業費に充てる修正案を全会一致で可決した。ほかの議案15件と認定8件などは原案通り可決、認定した。
修正案は25日の予算決算特別委員会で酒井和裕議員ら6人が連名で提出し、所属19人の全会一致で可決されていた。
減額の240万円は食事道具「箱膳」を製作しての食育推進と、農家民泊の視察・研修などの関連経費。国の地方創生先行型交付金を活用して実施する予定だった事業。
本会議での予算決算特別委員会の委員長報告で、修正理由を「(食育推進などの事業は)諸経費の積算が熟慮されてのものとは言いがたい」などとし、同じ地方創生先行型交付金を活用して実施する文化財保存活用事業を増額して、市有形文化財「旧小田切家」(春木町)の施設整備の充実を図るべきとした。修正部分を除く一般会計補正予算案は原案通り可決した。
また、本会議では岩田修二議員と宮本泰也議員が「新学校給食センター建設候補地を仁礼地区にこだわらず、早期建設を求める決議」を提出し、全会一致で可決された。
現在の市学校給食センターは1976(昭和51)年建設で老朽化が進み、衛生管理基準面からも早期建て替えが課題となっている。
閉会のあいさつで三木市長は一般会計補正予算案の修正に対して「議会の提言の意を踏まえ、事業内容を十分に検討したい」と述べた。任期満了に伴う来年1月10日告示、17日投開票の市長選への態度については「鋭意検討中」とした。
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