八町きゅうりを定植したよ!〜高甫小3年

2015-07-11 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 高甫小学校の3年生(25人)は6日、信州の伝統野菜に認定されている「八町きゅうり」を学校近くの畑に植えた。苗は地元農家で作る八町きゅうり研究会が40本を提供した。今後、児童たちが毎朝水やりを行い、8月中旬ごろから収穫する予定だ。
 総合学習の中で地域を知り、伝統を継承する狙いで取り組み、ことし6年目。この日は研究会の伊藤征夫会長(下八町)が八町きゅうりの歴史や特長について説明し、「友だちが一人増えたと思って、大切に育てて」と呼び掛けた。植え方を聞いた児童たちは、土に堆肥を混ぜて穴をあけ、たっぷり水を吸わせた苗を丁寧に定植した。
 渡辺真未さんは「思ったよりも植えるのが難しかった。みずみずしいキュウリが大好きなので、早く食べたい」。また、安西美姫さんは「学校の給食で食べたら、すごくおいしかった。収穫が楽しみ」と話していた。
 5月には4年生が60本を植え、すでに収穫が始まっている。
 八町きゅうりは昭和20年ごろ、上八町の農家が育種し、高甫地区を中心に盛んに栽培された。見た目はずんぐりとしていて皮が薄く、シャキシャキとした食感と甘みが特長。県内外で人気を博したが、昭和40年代から果樹栽培に押されて衰退した。平成17年、復活を願って八町きゅうり研究会が発足し、再び栽培と普及に努めている。

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