ゆめわーく須坂が10周年〜就業相談で延べ2,700人以上が利用

2015-05-23 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市が須坂駅前シルキー2階に設置している須坂市就業支援センター(愛称・ゆめわーく須坂)が、今月2日で開所から10周年を迎えた。開所時からキャリアカウンセラーとして常駐する林日女子(ひめこ)さん(68、幸高町)が、さまざまな悩みを抱える幅広い年齢層の就業相談に応じてきた。近隣市町村からも相談者が訪れるなど、これまでに延べ2,733人(4月末時点)の利用があった。
 同センターは、当時社会問題となっていたニートやフリーターなどの若年層の就職難に対し、専任のキャリアカウンセラーが対応する相談窓口を設け、相談者一人一人に合わせた親身なカウンセリングを行う目的で平成17年に開設された。
 18年には無料職業紹介事業を開始したが、紹介業務を専門とする公共職業安定所(ハローワーク)との差別化を図るため、相談者一人に対して1時間半ほどの相談時間を設けるなど、相談業務に力を入れてきた。
 須坂市を中心にこれまで901人(4月末時点)が同センターを利用。就職が決まった際の報告は義務付けていないが、これまでに277人(同)から就職や転職が決まったという連絡があった。
 開設当初は若者が中心だったが、20年のリーマン・ショックによる離職者の増加などを受け、現在では幅広い年齢層の早期就職を支援している。
 今は、職場での人間関係に悩んだり、うつ病などの精神的な病を抱えた相談者が増えてきているといい、就業そのものへの支援だけでなく、相談者が日ごろ抱えている悩み相談などにも親身に応じている。
 林さんは「諦めない限り就職は100%できる」と言い切る。「初めての相談者には『仕事が決まるまでお付き合いさせていただきます』と必ず言う。就業活動は途中で諦めず、やり続けることが大事。最後まで頑張っていれば必ず就職できる。就職や転職、悩みを抱えている人はセンターを訪れてほしい」と呼び掛けている。
 同センターの開設は平日午前9時から午後5時。予約制で相談は無料。会社勤めの人も相談に来られるようにと18年度から始めた休日就業相談は月1回、基本的に第1土曜日に実施しており、年間10〜15人の利用があるという。問い合わせは同センター☎026-246-3501へ。

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